名前からしてイミフで苦手だったが、神経路がわかった上で調べてみればなんてことない。
脊髄の内側から脳に向かう道と、外側から脳に向かう道のこと。
内側は網様体脊髄路などに代表される頭部-体幹-股関節近位といった姿勢コントロールを行う路。
外側は皮質脊髄路に代表される四肢、顔面の随意運動の発現を行う路。
それぞれの路を脊髄の中のレベルで内側か外側かで名前をつけただけなので普通に投射繊維、連絡繊維、交連繊維といった脳のシステムの理解から深めた方がわかりやすいんじゃなかろうか。
内側と外側の使用割合を大脳基底核や視床が行うから直接内側がやられてなくてもパーキンソンやレビ小体認知症など基底核の病変、視床出血などで体幹の機能低下や立ち直りの異常が置きますよ、という話につながるわけですね。
視床、小脳のループは神経路の理解でわかりやすかったが基底核の話は今ひとつわからなかったのでこの概念は私にとって基底核の理解に役立つものですね。
めんどくさいが各基底核の神経路との繋がりを確認しておくとより画像から臨床像の理解や介入への応用が効きそうかも