脳卒中
前回の記事で、膝をロックして、膝折れ防止をしたまま介助で患者さんに歩いていただく際のコツを書いた。 今回は、そこから如何にご自身で歩いていただけるようになってもらうか、ということにつなげる記事を書いていきたい。 平たく言うと、自分で足が降り…
長下肢装具を用いた歩行介助。 麻痺が重く、ご自分では足を上げることも、膝で体重を支えることも、足首で地面を蹴ったり、引っかからないよう足首を上げたりすることも難しい患者さんを、介助し歩行練習していく方法について。 実際に行う場合の私なりの注…
脳卒中重度片麻痺患者様への、長下肢装具をもちいた歩行介助というものがある。 これは、どんなに麻痺で力が入らなくても、歩行練習を遂行できるというめちゃくちゃ強力なものだ。 適応としては、pusherがない、心臓を始めとする全身状態が落ち着いている、…
名前からしてイミフで苦手だったが、神経路がわかった上で調べてみればなんてことない。 脊髄の内側から脳に向かう道と、外側から脳に向かう道のこと。 内側は網様体脊髄路などに代表される頭部-体幹-股関節近位といった姿勢コントロールを行う路。 外側は皮…
医師の処方により理学療法士はリハビリを行う。 しかし、診断名にある疾患というものに対して定型的なリハビリを行う理学療法士が治せる療法士かというとそうではないことが多いのではないかと思われる。 例えば、変形性膝関節症という診断があったとして、…
以前、Hebbの運動則2つを解説する記事を書いた。今回はそれを踏まえ、理学療法士の介入とし何をするかに主眼を置いて書いていきたい。 おさらいがてら、Hebb則は二つある。「運動意図と運動タイミングの一致で神経路が強化される」、「脳は行ったことしか学…
これから時間があるとき少しずつまとめていきたい。まとめられたらこのページは目次となるだろう。 ・脳卒中理学療法の歴史的変遷から今の私の考え ・脳卒中理学療法基礎 hebb則 ・システム理論、hebb則を踏まえた長下肢装具療法:無杖歩行、cpgについて ・…
以前、Hebbの運動則についての記事を書いた。これはその続きになる。 おさらいがてら、Hebbの運動則は二つあり、「運動意図と運動タイミングの一致の経験の反復が神経路の強化には有効」というものと「脳(神経)は行ったことしか学習しない」というもの。 …
理学療法士が学校で習わないけど大事な概念にHebbの運動則がある。 脳卒中の片麻痺や運動学習の根底をなす概念だから学生や新人のうちに絶対知っておいた方がいいと思うが解説しているコンテンツがあまりにも少ない。今日はこれは紹介しておこうと思う。 Heb…